歴史を映す茶のこころ

桑名茶の湯時巡り

The Essence of Japanese Tea Through the Ages

Tea Pilgrimage
in Kuwana

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桑名の歴史を映す
「茶の湯」をめぐる旅

桑名宗社(春日神社)では、代々受け継がれてきた名刀「村正」を特別に拝見。さらに、茶道具の真髄に触れるため、今も精力的に創作を続ける漆工藝 山本翠松氏と陶芸 加賀瑞山氏の工房を訪ねます。職人と直接語らい、その卓越した技術と精神を肌で感じる時間は、理解をより深いものへと変えてくれます。桑名や伊勢湾、そして三重の豊かな山海の幸をふんだんに使った懐石料理。道具、空間、そして食。これらすべてが調和することで「茶の湯」が、なぜ総合芸術と呼ばれるのか。その所以を、五感すべてを通じて体感していただけます。

Introduction

古来より人々が
行き交う町、桑名

かつて東海道四十七番目の宿場町として栄え、「その手は桑名の焼き蛤」と謳われた伊勢国の玄関口、桑名。揖斐・長良・木曽の三川が注ぐこの「水の都」は、古くから人・物・文化が交差する要衝として、豊かな歴史を刻んできました。

今もなお、石取祭の活気や美しい庭園の静寂の中に、気品ある文化が息づいています。

桑名の繁栄と
美を育んだ諸戸家

物流を支える要衝として栄えた桑名。その経済を支え、日本の近代化を牽引した諸戸家。
「諸戸氏庭園」や「六華苑」は、単なる邸宅の枠を超え、世界的な建築家や文化人が交流した桑名の「文化の心臓部」でもありました。

国の名勝にも指定される庭園は、往時の迎賓館として多くの賓客を迎え、この地ならではの美意識と文化を育んできました。

Experience

Pottery 陶芸

桑名萬古焼に
宿る造形美

桑名萬古焼の伝統を今に伝える加賀瑞山氏の制作現場を訪れます。土と炎が織りなす造形の妙を、作家との対話を通じて体験。茶碗一つひとつに込められた哲学を知ることで、茶席で手にする器への愛着がより深まります。

Profile
三代目 桑名萬古焼

加賀瑞山

三重県指定無形文化財萬古焼の技術保持者に認定され、現在は三代目として精力的に活動している。桑名萬古焼は、江戸時代中期に茶人・沼波弄山(ぬなみろうざん)が桑名で創始した陶芸であり、弄山の理念を受け継ぐ創始の萬古として、芸術性と精神性を重んじた上品で雅な作風を今に伝えている。その伝統の技と精神を継承しながら、現代の感性を生かした作品づくりに取り組み、桑名萬古焼の原点の魅力を広く発信している。

Urushi 漆工藝

塗師と語らう
伝統の美

伝統を繋ぐ塗師・山本翠松氏の工房を訪ねます。漆の艶やかな美しさと繊細な蒔絵の技法について、作家本人から直接お話を伺います。職人の手仕事に触れ、茶道具が放つ静かな品格の理由を紐解きます。

Profile
六代目 塗師音

山本翠松

江戸時代より三百年以上続く桑名の漆塗りの家系に生まれる。三重県伝統工芸士として認定され、現在は六代目として伝統の技と美意識を受け継いでいる。桑名藩主の御用塗師を努めたことに始まり、三重県無形文化財「桑名石取祭」の祭車漆塗りや茶道具の制作で知られている。長い歴史の中で磨かれた確かな技をもとに、桑名が誇る職人文化の継承と新たな表現に取り組み続けている。

Sword 名刀

名刀 村正(桑名宗社)

室町時代から江戸時代中期まで、代々日本刀を作り続けた刀工とその作品の呼称である。その切れ味の鋭さで実戦刀として武士たちに愛されるとともに、刃文の美しさから美術品としても高い評価を受けている。桑名神社と中臣神社の両社を合わせて桑名宗社といい、地域からは「春日神社」と呼ばれ親しまれている。また、社宝として「村正」の太刀や徳川家康坐像、松尾芭蕉の短冊などを所蔵。

Japanese Cuisine 日本食

懐石一ノ

茶懐石の精神を基に季節の恵みを繊細に表現する日本料理店。伝統の技法に現代の感性を重ね、器や盛り付け、空間のしつらえに至るまで一つひとつに丁寧な心が込められてる。一の鳥居の傍らという特別な地に佇み、夕暮れとともに移ろう光や風の気配を感じながら特別な時間を静かに味わう。一皿ごとに季節の趣とおもてなしの心を映し出す、この地ならではの懐石の世界を堪能する。

Plan

Day1

10:30
桑名駅(集合)
10:45
六華苑見学
11:45
昼食
13:00
漆工藝 塗師音 山本翠松工房
(漆塗り・蒔絵)見学/立礼式茶の湯体験
16:15
春日神社 ご祈祷・村正拝見
18:00
茶懐石の夕食
20:10
宿泊施設

Day2

10:00
宿泊施設(チェックアウト)
10:10
初代諸戸清六氏邸宅・庭園見学
11:30
昼食
13:00
桑名萬古焼 加賀瑞山窯見学/
茶室にて茶の湯体験
16:30
名古屋駅

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